B型のアラサー女。

アラサーよ、前を向け。熱しやすく冷めやすい。そんな自分も嫌いじゃない。

断固たる決意でローストビーフを作った話

 

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お題「#おうち時間

初めてローストビーフを作った。

コロナ自粛で暇だからね。 

炊飯器で作った。超簡単だった。


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写真は加工してないよ。そのままです。

意外と美味しそうでしょ。

奥に見えている赤い肉汁はソースに使ったよ。

 

今日はこんなローストビーフを作ったことと

結局のところ、の話。

レシピや細かい作り方は書きません。貼るのでこれを見てみてください。(笑)

【ソレダメ】ローストビーフを炊飯器で作る方法・レシピ動画。あまこようこさんが伝授!(8月21日)

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私は決めていた。

明日はローストビーフだ、と。

 

ちなみに、これ決意した日は外に出たくなくて、どん兵衛を食べた。どん兵衛を食べながら明日はローストビーフを作ると決意した。

 

何か特別なことがあったわけでない。

ローストビーフなんて作ったことないし、この前テレビで松本伊代が作ってたし、暇だし、ガッツリ肉食べたいし、そんなところだ。

 

一応、WEBでテレビで観た作り方以外にも調べた。

だが「ローストビーフのレシピ」を投稿する人は、レシピだけでなく記念日やら何やらリア充な情報も載せて下さっていたので、アラサーの女にはスパイスが強め。自己嫌悪になりそうだった。レシピを調べただけなのに。by北川景子。

えぇい、初志貫徹。ベテランの松本伊代レシピでいこう。

 

ついに夜が明けた。むしろ昼過ぎだ。

まずは肉の調達から。ヨシ。

張り切って商店街のお肉屋さんを覗いたが、牛モモ肉(あの塊のやつ)が無かった。

いや、店の奥にはあるはずだった。目の前のショーケースには牛モモのスライス肉が陳列されているのだから。きっと塊肉をスライスしたものが目の前にある肉だ。

そこに無かったのは、いい歳してローストビーフを作ったことがなくて肉屋でビクビクするしかなかった自分の経験値と、「あの、」とおばちゃんに声をかける自分の勇気だった。

もっと素敵な大人になってお肉屋さんに来ようと誓い、隣のスーパーに行った。

 

スーパーでは国産牛肉(塊肉)の値段に怖気づいた。

そして、あまり牛肉の種類が無かった。牛モモのブロック肉は1パックだけあったが、あまりピンとこなかった。

経験も勇気もない私が、なぜかちゃんと肉を選ぼうとしているが、せっかくだからちょっとくらいこだわらせていただきたい。私はB型だ。

そして、そのスーパーにはポーク(豚肉)ならたくさんあった。むしろ「ローストポーク用」という名前で、例の編み編みでくくられている塊の肉もあった。

 

ポークじゃないんだよ、

ビーフなんだよ、、。

心の中でそうポツリポツリと言いながらも、断固たる決意でローストビーフを作ろうとしていたのに、品揃え多数、お買い得なポークに心が揺らいだ。

 

「同じおニクだピョン」

違う、違うんだよ、深津。今日はビーフなんだよ。

そう、まだ慌てるような時間じゃない。落ち着いて攻めよう。

 

ちょっと離れたスーパー(2軒目)にきた

素晴らしい肉の品揃えだった。来て正解。仙道最高。

今度は肉の種類が豊富で、迷ってしまった。

イイお値段の国産牛も手にとったが、イイ肉を買ったところで「私が作るローストビーフだし、肉もお金も、もったいないな」と思い、安いオーストラリア産を買った。

こだわらせていただくとか言いながら、熱しやすく冷めやすい性格が出た。私はB型だ。もっと経験を踏んでイイ大人になったらイイ国産牛でイイローストビーフを作ろうではないか。

 

2軒目のスーパーからの帰り道、小雨に降られた。

近くのお肉屋さんにしか行くつもりが無かったので傘は持ってきてなかった。

私は塊肉を片手に、家まで走った。

買った肉はスーパーの袋に入っていたので、もちろん周りの人には見えていないが、雨の中をアラサーの女が塊肉を持って走る。という状況に、何だかおかしくなった。あぁ今日もハッピーだ。

 

さぁ試合開始。いこーか。 

私が参考にしたのは

松本伊代でも作れたレシピ。

馬鹿にしてるのではない。本当だ。本気で料理や家事が苦手な、松本伊代が美味しく作れるなら、こんな私にもできるのではないか、と思わせてくれた。こんな時期に新しいことにチャレンジさせてくれた。ありがとう松本伊代さん。

 

肉に塩コショウして、サクッと焼いて、

ジップロックにいれて、炊飯器で保温。

超〜簡単だった。

 

そして、一口。

美味い。

 

が、ひと切れ食べて感じた。

これ大量に食べられるものでもないな。と。

 

一人暮らしにも関わらず、デカイ塊肉を買って、大量に作ったからこそ分かった。

 

結局、ローストビーフはパーティーとかバイキングとかで食べるのが良いらしい。

華やかで非日常的なところなで、ほんの2〜3切れを、おめかしした人達と「美味しいわね、オホホ」と上品に食べるからいいのだ。

残念ながら、ここは一人暮らしの1Kで、自分は部屋着でちょんまげだ。

 

ローストビーフは

2〜3切れ食べる→まぁ美味しいオホホ

また食べたい→あ、ローストビーフ!!

2〜3切れ食べる→まぁ美味しいオホホ

また食べたい

 

この無限ループだったらしい。

ローストビーフスパイラル。トルネードスネイク。あ、違う漫画。

 

そして、ガッツリ食べたい時には「ローストビーフ丼」を食べればいいのだ。

今ならローストビーフ丼のビーフが超薄っぺらい理由がわかる。

薄い方がご飯と合うからだ。ランチのコストを下げる為だけではなかった。濃いめのタレをかけた薄い肉は、ご飯に合うのだ。

絶対的焼肉理論。(ぜったいてきやきにくりろん)

むしろ家であんなに薄く切ろうと思っても、素人の腕と包丁では難しい。それに気づいた私は、ようやく薄っぺらいローストビーフのどんぶりを食べてみたくなった。肉が薄いという理由で食わず嫌いだった。なぜ私はあんなムダな時間を、、、。

 

ちょんまげの女は厚切りのローストビーフをそれなりに食べて満足したあと、地道にラップで包んで、冷凍庫にいれた。

チャーハンとかに入れるといいらしい。

ただの肉じゃねーか。どあほう。

 

というこで、初めてのローストビーフづくりは色々と勉強になった。

結局、ローストビーフは店で食べる方が良いという結論だったので、リア充なイベントがない限りたぶんもう作らない。でも

「ローストビーフを作ったことがある」というのが

いつか 大きな財産になる。

きっと私の経験値はアップしている。

 

 

おまけ(写真加工)↓

すげー赤いけど、美味しそうになってて笑った。


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