B型のアラサー女が考えた。

熱しやすく、冷めやすい。 共感、同情、揶揄、するがよい。これが私だ。

母の湯たんぽ


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ということで、寒くなると思い出す話。

 

昔、母は私たち兄弟(妹)のために

湯たんぽを毎晩用意してくれてた。

 

実家は石油ストーブを使っていたので、

ストーブの上にやかんをかけておくと、自動的にお湯が沸きまくる。

その有り余るお湯をせっせと湯たんぽに注いでくれていた。

 

 

 

 

 

1時間あれば2リットルのお湯が沸騰していた気がする。

やかんもピーピーなってうるさい。

 

そんなあったかストーブで湧いたお湯を

オレンジ色の湯たんぽに

トクトクトク、、と入れる。

 

 

 

まさにこのオレンジの湯たんぽを使っていた。

 

湯たんぽを買うと一緒についてくる袋に入れて

さらに手作りの分厚い布の袋に入れてくれた。

 

「寝ている間、湯たんぽがずっと脚に当たっていると、低温やけどをするから」

 

と、耳にタコができるくらい言っていた。

母の言う通り、20年間湯たんぽを使っていて

一度だけ、やけどをした。

自分は寝ていたので、回避するのは不可能だった。

朝起きたとき、スネにプクッと水膨れができていた。

やけどの2日後、水膨れはお風呂で体を洗っているときに破裂した。

その後はなかなか治らず痛かった。

今でもその跡が残っている。

急に寒いやん。と

母の湯たんぽを思うと同時に、低温やけどの水膨れも鮮明に思い出す。

 

そのアツアツの湯たんぽは、私達の布団の中に仕込まれる。

私達の子供部屋はとにかく夜は激寒だ。

(実家2階西向き。息が白くなる)

 

どんなに部屋が寒くて、

布団の表面がギンギンに冷たくても

中は寝る数時間前から湯たんぽで温められて、

布団の中はとにかくあったかくて気持ちいい。

 

母はちょうど腰のところに

湯たんぽを仕込んでおいてくれるので

あたたかい湯たんぽを足先で

グイグイと下の方に押しながら

ぬくぬくと布団に入る瞬間がとにかく幸せだった。

布団に入り込むと腰部分に、じ〜んわりと湯たんぽの余熱が広がっている。

最高〜。

 

あたりまえの湯たんぽ。

あたりまえの母のやさしさ。

 

あの、幸せなあたたかさは

母のやさしさだった。

と、大人になって気付いた。

 

今、自分が布団に湯たんぽを仕込んだところで

あの、ぬくぬく、じ〜んわりの

あたたかさはきっと無い。

 

今週のお題「急に寒いやん」