平日の昼すぎ、1人で蕎麦屋さんにいった。
遅いランチタイムということもあってかお客さんは9割女性。
マダムのペアがたくさんと、大学生ぽい女の子のペアが1組だった。女子大生については、この時間に蕎麦屋さんにいるのが何だか意外だったので印象に残っている。
マダムたちも会話を楽しんでいるようだった。
が、その会話がひどい。
周辺の3組ほどの会話が聞こえてくるが、
みんな噂話、愚痴のような話だった。
みんな自分以外の誰かの話をしている。
◯◯は離婚してどうこうしている。
◯◯の子どもは△△大学で就職先も大手。
◯◯が△△に住んでいて目も当てられない。
蕎麦屋は落ち着いていてイイ感じなのに、マダムたちのねっとりとした話と無駄に響く声で、自分的に雰囲気は最悪だった。
女は愚痴や噂話で仲間をつくって、ストレスを発散する。たぶん縄文時代から続く性質なのだろうが、愚痴や噂話ばかりしか話せないおばさんにはなりたくないと思った。
自分も気をつけなければ。
そんなねっとり空間の中で、女子大生たちは推しの話、最近のマイブーム、アプリでの出会いの話をしていた。
盛り上がってて声は大きくなっていたけど、おばさんたちの愚痴が聞こえてくるよりよほど心地良かった。
自分が◯◯して失敗した。
自分が△△に行って意外と楽しかった。
自分は◯◯だと思うけど他の人には△△と言われた。
そんな自分軸の話ができる、おばさんになりたい。
夫や子供、友達の話だけじゃなくて自分が主体の話もちゃんとできるようにしたい。
とはいえ、自分の話ばかりする、自分よがりのおばさんにならないようにも注意したい。
自慢話に聞こえてしまわないように会話スキルや語彙力が必要だ。
やはり芸人さんのトークスキルはすごいと思った。
もう割とおばさん寄りになってきているが、120%おばさんになるまでに地道に鍛えて、色んなことにチャレンジして(首をつっこんで)話のネタを増やしながら、生きていこうと思った。
最近忘れていたけど、芸人になろう、と思った。